春の日差しが暖かに感じられるようになってきた3月中旬、公務員の方を対象とした研修講演会を拝聴してまいりました。
テーマは、「職場に於けるストレス対処法について」。
講師を務められたのは、河合薫さん。
河合さんはテレビ朝日系「ニュースステーション」の気象予報士としてご活躍される中で天候と健康の連動性に関心を持たれたのをきっかけとして、東京大学大学院にて「健康社会学」博士号を取得され、最新のストレス理論に関する専門知識を身につけられました。
河合さんのご講演の中で特に印象に残った言葉は、
「ストレスは人生の雨」
雨が無ければ草木が育たないように、ストレス無くして人の成長はありません。
ただ、雨に降られ過ぎて風邪を引いてしまわぬよう、「心の傘」をさしてあげることが必要なのです。
ご講演の中の一幕で、参加された方々が職場での深刻なストレスを吐露する一幕もありました。
そういった方々に対し、河合さんは優しく明るい語り口調で、シンプル且つ的確に「心の傘」のさし方を伝授されていました。
ストレス克服のための講演会というと、シリアスな雰囲気のものを想像されてしまいがちですが、河合さんのご講演は、キャビンアテンダント時代のおもしろ話(キャビンアテンダントの口説き方についても質問されたら答えて頂けるとか?)も交えるなど、聴講者の方々の笑顔が絶えません。
ストレス社会とも言われる現代では、うつ病に掛かる方や自殺をされてしまう方が後を絶ちません。
現在河合さんは、講演に執筆にメディア出演にとエネルギッシュに活動されていますが、原動力になっているのは、「一人でも多くの方をストレスから救いたい」という想い。
全ての聴講者に「生きる力」を与えてくれる河合さんのご講演、是非ご拝聴ください!!
本間勇介