先日、俳優の長門裕之さんの講演会に同行してきました。
以前このブログでも紹介させていただきましたが、長門さんは現在、認知症の症状がみられる奥様の南田洋子さんの介護の日々に奮闘されていらっしゃいます。メディアでの報道やお二人のドキュメンタリー番組などを通じて、すでにご存知の方も多いことでしょう。
長門さん南田さんご夫妻の動向は、高齢化や介護保険の問題という時代背景とも重なり、もはや日本中の皆様から温かく見守られているような状況ではないでしょうか。
お会いするたびにいつも満面の笑顔でご挨拶を交わしてくださり、ご夫婦のこと、お仕事のことなどをきさくにお話してくださる長門さんですが、この日も大変お元気そうな様子で、講演会の前後では主催者様も交えて実に明るくお話をされておりました。
この日は某証券会社様が主催のセミナーだったのですが、集まったお客様たちも、長門さんがお話される現在の洋子さんとの生活の様子に真剣に聴き入っていました。
長門さんは、日に日に症状の変化する洋子さんとの葛藤の日々を赤裸々に告白され、認知症という病気と夫婦で向き合っている様子をお話くださいました。
長門さんは洋子さんとの二人三脚の介護生活を決して苦しいものとは感じておらず、「夫婦としてのとても素敵な時期なんです」と非常に充実して過ごされている現在の心境を語られ、お二人の固い夫婦の絆を感じることができました。
現在介護をされている方々だけではなく、一人でも多くの方々に、長門裕之さんの心の叫びを聴いていただきたい。人間として大切なこと・人を愛することの大切さ、人間の幸せとは何か・・・
お二人のエピソードからは、様々なことを気づかされ、考えさせられます。
洋子さんを支える長門さん、そしてご夫婦を支えるプロダクションの方々など、長門さん洋子さんご夫妻は本当に暖かい環境の中で見守られていることを実感します。
是非、講演会という機会を通じて、長門裕之さん・南田洋子さんご夫婦のありのままの絆を感じていただきたい。