先日、ホスピタリティマイスター佐野昭子さんの販売のお仕事をされている方を対象にしたセミナーに同行させて頂きました。
近年の買い物事情は、「モノの時代」いわゆる「いいモノを手に入れたい」
という欲から、「いい買い物をしたい」という欲に変化をしています。
では、お客様に満足してもらえるポイントは何であるか?
お客様との関係や見方をどのように考え、コミュニケーションしたらいいのか?
佐野さんは、身近な事例を挙げて説明をしてくださいました。
よく足を運んでくれるお客様に毎回同じサービスをしてもダメということ。
以前はとても気さくに接してくれたのに、今日は何か雰囲気が違う、満足していらっしゃらない様子だということはありませんか?
それは、お客様自身も以前と今では感情も知識も異なっているので当然とのことです。
そのために、きちんとお客様の求めるものを見極めることが重要になります。
そこで、ホスピタリティの意味やコミュニケーションテクニックをきちんと理解し、ホスピタリティを通じて自分自身も見つめ磨いていく必要性を教えて頂きました。
このように、お客様に接する際の自分自身について考えることは、今の自分を棚卸しする機会となりました。
身だしなみはもちろん、表情、挨拶、言葉使い、態度、そして外面的にも内面的にも自己を磨くことは、自分を好きになることにも繋がるというお話には、皆さん真剣に聞き入っていらっしゃいました。
販売やサービス業の方々だけではなく私たちそれぞれが、ホスピタリティマインドを持って他のビジネスシーンやプライベートのあらゆる場面で意識と行動すれば、相手が求めることを見極めることができ、自分自身はもちろん周囲も豊かになるのではないでしょうか。
相手を思いやり、そして自分も好きになれる、そんな機会となる佐野先生のお話、ぜひお薦めさせて頂きます。
江本千夏