先日、某製薬メーカー様主催の女性セミナーを拝聴してまいりました。
講師は藤井佐和子さん。カメラメーカーで一般職を経験後、人材紹介会社で多くの求職者を支援し、独立されました。
女性支援を主な軸とされ、これまでのカウンセリング実績は1万2000人以上。現在も個別カウンセリングの他に企業の人材コンサルに取り組んでいらっしゃいます。
今回のセミナーは二部構成になっていました。
前半は、女性社員だけでテーブルを囲み、藤井さんご自身の経験談に基づき、まずキャリアとは何なのか、キャリアの現状と今後の傾向、キャリアデザインする上で考えるべきことという講義とともに、参加者皆さんが過去から今を振り返り、未来につなげるための
ワークを実施しました。
そして、後半は彼女たちの上司も参加をし、女性部下に期待すること、理解を深めることを、部下や上司という枠組みを越えて話し合いをしました。
前半のワークでは、皆さんの仲間意識や積極性の強さから、活気と笑いに溢れ、その雰囲気に乗って、上司が参加した後も、忌憚無く和やかなムードでセミナーが進んでいきました。
上司と部下のすれ違いの多くは、「ミス・コミュニケーション」によるものが多いと
藤井さんは話されます。
これを解消するための機会や時間を設けることが重要で、その前提として一人ひとりが、キャリアについて明確に、自分にとってのやりがいや強み、そして自分自身が周囲に必要とされ続けるために、今、そしてこれからやるべきことを考えていかなくてはなりません。
約3時間のセミナーは、あっという間に時間が過ぎ、参加した皆さんの顔が活き活きとしていたことが印象的でした。
女性にとってキャリアを明確にすること、周囲の理解や協力がまだまだ十分ではない現状ですが、コミュニケーションを活発化することで解決できることはたくさんあります。
皆さんも一度、このような機会を設けてみませんか?