先日藤田正美さんの講演同行に同行してきました。
藤田正美さんはフリーのジャーナリストの方で、日本版ニューズウィークの創刊やビジネスウィーク日本版、タイム日本版のプロジェクトに携わって来られた方です。
中でも当時藤田さんがニューズウィークの編集長だった頃に、オウム事件や神戸大地震などを日本のメディアとは異なる視点で報道したことは多くの人から注目を集め、支持を得ていたことは記憶に新しいと思います。
講演会は某企業様主催の関係会社との会合で、参加者は関係会社の管理職、経営者の方で全国から参加されていました。
テーマは「どうなる?今後の日本」
話は国内企業の傾向から、アジアの現状、アメリカ、ヨーロッパの国々との違いなど世界中に渡り、今の日本がどのような立場かを再認識させられる少し厳しい話でした。
日本以外のアジアの国の急成長、国内の中小企業の突然の世界進出の話はとても身近な話で、他人事ではないことなのでしょう。
皆さんうなずきながら話に聞き入っていました。
多くの情報が飛び交い毎日のように円高や不景気などという言葉を耳にする中で、自分はどれだけの情報を得ることができているのか、国外の企業はどのように動いているのかなどの知識はこれから経営者に限らずビジネスマンもますます必要になってくると思います。
拠点を日本に持つ企業でも、やり方次第では大きくチャンスもある、不景気を眺めているだけでは国内でも置いていかれる。
そんなことを感じさせられる講演でした。
講演終了後、多くの参加者の方が質問を投げかけているのを見て、企業の経営者がこれだけ勉強しようとしている中、自分はどれだけ情報を持っていなかったか、知らないということをわかっていなかったかを痛感しました。
知らないことを知ることができた。
それだけでも私には大きなことだったと思います。
マネジメント層の方はもちろん、若手にも大変勉強になる講演です。