全国展開されている大手ホームセンター様の年次総会での辻野晃一郎さんのご講演に同行してきました。
著書「グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた」は多くの書店にてビジネスコーナーにて平積みにされており、非常に多くの聴講者の方々が辻野さんの講演を楽しみにされておりました。
講演会では、著書と同じように「ソニー」が
・いかにして敗戦国日本からグローバルに活動する企業となりえたのか、
・どのような要素を創業経営者が求めていたのか、
・それらがいかにここ15年ほどで大成長をとげた巨大企業や勢いのある企業にも要素として あるのか、についてお話になられました。
講演会冒頭では、「本当のグローバリゼーションを理解する必要性」について説かれ、世の中の大きな流れを読むのではなく、その流れを作れるような仕組みを日本企業が進んで行ってこなかったことに日本企業の元気のなさがある、と嘆かれておりました。
講演会最後では、今後この流れを変えることが出来れば日本・日本企業が元気になる事を再度説かれた上で、現在、辻野さんが行われている活動が『日本の伝統工芸品』や日本独特の強みを、世界に通用するように加工して直接海外にネットを通じて展開できる話をいただきました。
辻野さんは、もう市場は日本国内ではなくネットを通じて世界中なのであるから、手順を追って国内で成功するまで海外への展開を控えるのではなく、最初から海外に向けての商品展開、事業展開ができる世の中になっている、チャンスをものにするのは聴講者の方々次第である事を伝えられ、講演を締めくくられました。
力強く、事例がたくさん出てくる辻野さんの講演は多くの聴講者を楽しませ、勇気を与えられている印象を受けました。