10月某日、県立高校様主催の福田靖先生の講演会に同行して来ました。
当日はあいにくの雨・・・との天気予報が見事にはずれ秋晴れの青空が気持ち良い、まさに講演会日和となりました。
さて、福田先生といえば大河ドラマ「龍馬伝」や「HERO」、「海猿」、「容疑者Xの献身」などの脚本家として数々の名作を世に送り出すヒットメーカー。
余談ですが...私は「HERO」が大好きで映画版も見に行きました!
とは言っても、偉ぶる雰囲気など微塵も無くユーモアのある語り口で、ナチュラルで落ち着いた佇まい。
控え室で主催者様と談笑しながら、早くもドラマの裏話を披露して下さるなどサービス精神旺盛で、まさに「素敵な大人!」という感じです。
講演会では、ドラマのストーリーやキャラクター設定がどのように決まっていくか、制作の裏話が盛りだくさん。誰でも1作品は見たことのあるドラマばかりなので会場中わくわくした雰囲気。その中でも困難なテーマや設定の依頼を、どのようにエンターテインメントにしていくかというエピソードには、福田先生の高いプロ意識を感じました。
そして、福田先生のこれまでのご経歴のお話では演劇に没頭しながらもバイトに明け暮れる毎日の中で、突然に「チャンスのスルーパス」が回ってきた時、夢をどうやって掴んできたか、自分とどう活かしていくかというヒントがたくさんありました。
夢に向かって頑張っている人はもちろんのこと、自分が本当にやりたい事が見つからずに焦っている人にも、前向きな明るさをくれるお話でした。
市村絵理