先日、岸博之さんの主催者様お取引先向け講演に同行させて頂きました。
岸博之さんは慶應義塾大学大学院教授、エイベックス・ホールディングス取締役であり、
近年では情報番組のコメンテーターとしても活躍されています。
テーマにもあるように、今回の講演のカギは「経済とIT」。
岸さんは、日本の企業の将来を語るには経済とITの関係は不可欠であるとお話されます。
特に長期的課題としてのグローバル・IT政策については
他国に比べ遅れを取ってとり、まだまだ不十分な点ばかりとのこと。
日本のマスメディアはかなり効率化していますが、
アメリカの第三次産業革命には乗り遅れているのが現状です。
今後、単にアメリカの後を追うのではなく、いかにして『日本型』を生み出すかが
日本に課せられた課題と仰っていました。
日本経済の現状や日本とアメリカのIT政策の比較など、
具体例を用いた岸さんのお話はとてもわかりやすく、
60分の講演はあっという間に終わりました。
岸さんは柔らかな語り口で、様々な切り口からお話をされるので
経済をテーマにした講演に抵抗がある方や、若い世代の方にもお薦めです。
斎藤誠子