先日、体脂肪計で一躍有名になったタニタの創業ファミリーである、
谷田昭吾さんの講演会に同行してきました。
体脂肪計売上世界一へ導いた株式会社タニタは、よく
「レシピ本を売ったり、食堂を作ったり、マーケティングが上手い
会社だな」と言われるそうですが、谷田昭吾さんはきっぱりそれを
否定し、「社長の思い」があったから、と話されます。
父・大輔さんが副社長に就任した当時、3事業部での赤字を抱えて
いたタニタ社。ここから世界No.1まで上り詰めたその道のりには、
二つの大きなポイントがあります。
まず一つ目は、赤字にも関わらず、「世界一になろう」と目標を
決めたこと。無謀ともいえるこの目標設定ですが、昭吾さんが
学んだNLP(最新の心理学)によると、成功者は目標設定が
明確なのだそうです。そして二つ目は、「体重計ビジネス」から
「体重ビジネス」へ発想の転換をしたこと。今までは、
精度・強度が優れている体重計を作ることに必死だったが、
ふと「体重」だけを考えたとき、それについて何も知らない自分に
気づいたそうです。
そこから体重を学び、健康を測る為の体脂肪計に辿り着きました。
こうして、世界No.1への道がスタートしたのです。
父・大輔さんの経営の実践を、昭吾さんが得意とするNLPにて
分析するという、まさに親子二人三脚の講演だなあと感じました。
昭吾さんはタニタで学んだ知識を活かして「健康」をテーマにした
講演もされています。ぜひ一度お聴きください!
谷田昭吾
手塚雅美