先日、ホテル様がご主催の講演会に同行致しまして、
東進ハイスクール現代文講師・林修先生の講演を
拝聴して参りました。
皆さんもご存じ、林修先生は「今でしょ!」で2013年の
ユーキャン流行語大賞を受賞。TV番組や雑誌取材などで
大忙しい方ですが本業は勿論、予備校の現代文講師。
普段、現代文を受験生に教えている林修先生ですが
「なかなか言葉は伝わらない。」
と意外なことをおっしゃっておられました。
というのも、日本人は一般的に「言葉」を言わなくても
相手に自分の想いが伝わっていると錯覚している人が多い。
「言葉」自体は氷山の一角。水面下に隠れている、表には
決して見えない「気持ち」を理解せずに、自分の想いを
相手に伝えようというのは本末転倒。
ただし、人には誰しも相手に分かってもらいたいという
気持ちがある。例えば若い女性などが携帯を華やかに
装飾しているデコ携帯。
「その携帯、凄いかわいいね?」
そう言ってくれるだけで相手は自分のことを分かって
くれていると感じ、お互いの関係が近くなる。
人間との関わり方は全て「1対1」。
相手の中にどういうモノがあるのかで相手への
伝わり方も変わってくる。
すなわち、言葉が「伝わる」かどうかは
相手との「関係」が全て。
相手の「分節」を見極めることで自分が分けて
ないものを分けていることに気付くことで、
もっと相手を見ることが重要である。
「分節」=相手が「何」を基準に物事を分けているか。
例えば、「被災地」という表現一つにしても
福島第一原発の周辺に居住されている方々は
「10km圏内」「20km圏内」と明確に線引きをしている。
「山谷」にしてもどこからが「山」でどこからが「谷」なのか...
「分節」は長年培ってきた自分の物差しが全てである。
どうすれば「伝わる」かを自分で考える。
「考える」というのは自分を見つめ直し、相手との
関係を構築することである。
思考する際には「相同」「対比」「因果関係」の
プロセスで行うと一番相手に言葉が「伝わる」というのを
具体例を挙げてご説明頂きまして、最後には教育の
部分まで言及して頂き、大盛況のうちに終了致しました。
上司と部下のコミュニケーション
親と子のコミュニケーション
男女間のコミュニケーション(「恋愛論」もお話頂けます。)
などに悩まれている方は林修先生のご講演をお聞き
頂ければ悩みが解消すること間違いなし!
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