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「HERO」、「海猿」、「ガリレオ」、「龍馬伝」、「DOCTORS?最強の名医」等、
数々のヒットドラマの手掛けられた脚本家と聞いたら、どんな人を想像しますか?
いわゆる"売れっ子"なので気難しい人だと想像する人も多いのではないでしょうか。
しかし、実際には福田さんは物腰が低く、講演では
「私は、工藤官九郎さんや三谷幸喜さんのような才能はありません。普通の人です。」
と胸を張って(!)仰います。
なぜ"普通の人"が数々のヒットドラマを書けるのでしょうか?
福田さんは、『普通の人だからこそ、普通の人の心に突き刺さるエピソードが書けるから』、
といいます。
福田さんは山口県の田舎で生まれ育ち、東京で入った大学では勉強についていけず中退。
自ら劇団でもまともな生活ができず、現在の職業である脚本家になってからも
6年半はずっと誰かのピンチヒッターで、しかも仕事も単発のものだったそうです。
それがいきなり13年前の「HERO」で大ブレイク!
その後はさまざまなヒット作品を書き続けていらっしゃいます。
例えればマイナーリーグのピッチャーが、
いきなりメジャーリーグで投げてそのままエースになるような話です。
このようなドラマはたまたま福田さんにだけ訪れた幸運だった
と片づけてしまえばそうなのかもしれませんが、
福田さんのお話を聴くと必然であったのではないかと感じます。
ドラマの脚本家として、長年の辛抱があったからこそ今がある。
自分が「続けていれば、いつか売れるだろう」と信じ続け、
書き続けたから今がある、と思える講演です。
福田さんの人間性も含め
『福田さんがあれだけ頑張っているのなら、よし、今から私も頑張ろう。継続は力なりだ。』
と思える内容です。
もちろん、ドラマ制作の裏側や講演でしか聞けない俳優のお話などもあるので
ご満足いただけること間違いなしです。
労働組合や、創立記念、キックオフミーティングのような特別な会には大変お勧めです。