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2014年10月 アーカイブ

2014年10月 3日

菅賢治さん講演同行『テレビバラエティの現場から』

先日、企業のお取引先様を集めた会での講演で、
菅賢治さんの講演会に同行させて頂きました。


菅さんは『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』、
『踊る!さんま御殿!!』など数多くの人気番組を手がけられ、
"ガースー"の愛称でもお馴染み、名物プロデューサーとして
ご活躍されております。
今回の講演会ではぜひ菅さんを呼びたいとのご主催者様からの
強いご要望から講演会が実現致しました。


そんな"ガースー"こと菅さんは今年3月をもって
26年勤められておりました日本テレビを退社され、
フリーとして動画配信や8月には初の著書『笑う仕事術』を
出版するなど精力的に活動されております。


菅さんはディレクター、ADを経験された後に
最終的にはプロデューサーという役職に就かれましたが、
ご本人曰く、プロデューサーとは「裏方の仕事」であり、
また「マスターオブセレモニー」でもある...と。


その所以となったのが『恋のから騒ぎ』を制作した
際の明石家さんまさんとのエピソードです。


当時、他局のラジオ番組に出演されていた
明石家さんまさんと何とかして接点を持とうと
考えた菅さんは、他局にも関わらず1~2ヶ月通い続け、
その際に洒落を効かせるために真冬にも関わらず
都内を探し回って、何とかして子供用プールを購入し、
そのプレゼントを持参して明石家さんまさんに
喜んで頂けたそうです。


それがきっかけで一気に2人の距離が縮まり、
食事やゴルフにも行くなど交流が深まっていきます。


ある時の会話で菅さんから明石家さんまさんに


「女性に『説教』する番組なんてどうでしょうか?」
とご提案したところ、


「女は男のやる事を否定しよるからな~。」
と菅さんからの提案に明石家さんまさんが
上手く乗って頂いたのをきっかけに『恋のから騒ぎ』が
スタートしたそうです。


また、それ以外のバラエティ番組制作現場での信じられない
ようなおもしろエピソードをたくさんお話頂きました。


「自分たち制作側だけが面白いと思うようなバラエティは
決して視聴者には通用しない。」


笑いが絶えない講演と同時に、自分たちの勝手な
考えや気持ちだけでサービスを一方的に提供しては
いけないと深く考えさせられる講演でした。
gasusan_2014.10.03.JPG

菅賢治氏講演情報
一瀬裕司


2014年10月 6日

木村大作氏講演同行『誰かが行かねば道はできない』

先日、富山で開催された
木村大作さんの講演会に同行致しました。


当日は、会場300席が満席に。


「僕はね、講演でマイク使わないんですよ!
 マイクあると、下向いちゃって、
 お客さんの顔が見えなくなっちゃうでしょ!」


お客さんの雰囲気に合わせてお話する木村さん。
"地声"の本気の講演です。


木村さんは、長年にわたって
映画界の最前線で活躍し続け、
日本アカデミー賞は、最優秀撮影賞をはじめ、
20回以上受賞しています。


競争の激しい映画界で、
何故、木村さんは生き残ってこれたのか。


その裏には、
「非常識に生きる」
という人生哲学がありました。


木村さんの撮影手法はとにかく型破り。


今年6月に封切られた
最新監督作・『春を背負って』では、
標高3000mの立山連邦に、
スタッフ、俳優陣にも、
自力で登ってもらい撮影。


CGを一切使わない"本物"を撮ります。


「本物の自然と過酷な環境の中にこそ美しさがある。
 だったら行くべきでしょ!」


とにかく良い映像を取るために、妥協を許しません。
しかし、そのこだわりが故に、
若い頃から、監督やスタッフと衝突することもしばしば。


50代は仕事がなくなり、
交通整理のアルバイトをしたといいます。


「映画界の95%はオレの敵!
 でも5%の味方がいる。
 5%いれば映画は作れます!」


キャメラマンとして仕事が来ないなら、自分で撮る。
こうして挑んだ初監督作『剱岳-点の記-』は、
230万人を動員し、大ヒットとなりました。


「非常識じゃなきゃものは売れない。
 そのためのケンカを恐れちゃいけないよ!」


どんな状況でも
常に自分の道を貫き続ける木村さん。


話の内容は一個人の体験談。
しかしそこには、
とてつもない人生哲学が滲み出ます。


会場のお客さんに
質問を振りながらお話する木村さん。
聴講者の心をとにかく熱くする講演です。

kimura daisaku_2014.9.13.JPG
木村大作氏講演情報
中村潤一


2014年10月16日

谷田大輔氏講演同行                                  『タニタの経営論                                    -世界初・家庭用体脂肪計、タニタ食堂 誕生秘話を交えて』

先日、都内で開催された
「ヘルスメーター」、「タニタ食堂」で
お馴染みの株式会社タニタ前代表取締役社長 
谷田大輔さんの講演に同行致しました。


一機会メーカーに過ぎなかったタニタを、
世界有数の計測器メーカーに育てあげた
谷田氏の採った戦略は「選択と集中」


谷田氏が何を選び、何を捨てたのか。
どこに成長のカギを見出したのか。
その時、谷田氏はどのような想いで
いたのか。


谷田氏の講話は、氏の著書にも書かれていない、
人間「谷田大輔」の言葉にあふれ


講演だからこそ!聴ける
講演だからこそ!感じ取れる
講演だからこそ!気づきとなる


気づきが行動につながる魅力的な内容でした。


「日本には素晴らしい可能性がまだまだ
沢山ある。ないものをねだるのではなく
今あるもの、持てるものの中に答えを
見つけよ!」


穏やかでありながらも力強い言葉で
話される谷田氏の講演は、私たちに
「自分は固定概念に囚われていないか・・」
と考えさせます。


そして、氏の温かい人柄が伝わる言葉は
私たちがすでに手にしている可能性に
気付かせ、言葉ひとつひとつに、自分が
応援されている気持ちになります。


講演後は、会場の雰囲気も個々の意識も
明るくなり、行動する勇気と力強さを
取り戻す講演です。


多久島志保乃


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