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先日、企業のお取引先様を集めた会での講演で、
菅賢治さんの講演会に同行させて頂きました。
菅さんは『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』、
『踊る!さんま御殿!!』など数多くの人気番組を手がけられ、
"ガースー"の愛称でもお馴染み、名物プロデューサーとして
ご活躍されております。
今回の講演会ではぜひ菅さんを呼びたいとのご主催者様からの
強いご要望から講演会が実現致しました。
そんな"ガースー"こと菅さんは今年3月をもって
26年勤められておりました日本テレビを退社され、
フリーとして動画配信や8月には初の著書『笑う仕事術』を
出版するなど精力的に活動されております。
菅さんはディレクター、ADを経験された後に
最終的にはプロデューサーという役職に就かれましたが、
ご本人曰く、プロデューサーとは「裏方の仕事」であり、
また「マスターオブセレモニー」でもある...と。
その所以となったのが『恋のから騒ぎ』を制作した
際の明石家さんまさんとのエピソードです。
当時、他局のラジオ番組に出演されていた
明石家さんまさんと何とかして接点を持とうと
考えた菅さんは、他局にも関わらず1~2ヶ月通い続け、
その際に洒落を効かせるために真冬にも関わらず
都内を探し回って、何とかして子供用プールを購入し、
そのプレゼントを持参して明石家さんまさんに
喜んで頂けたそうです。
それがきっかけで一気に2人の距離が縮まり、
食事やゴルフにも行くなど交流が深まっていきます。
ある時の会話で菅さんから明石家さんまさんに
「女性に『説教』する番組なんてどうでしょうか?」
とご提案したところ、
「女は男のやる事を否定しよるからな~。」
と菅さんからの提案に明石家さんまさんが
上手く乗って頂いたのをきっかけに『恋のから騒ぎ』が
スタートしたそうです。
また、それ以外のバラエティ番組制作現場での信じられない
ようなおもしろエピソードをたくさんお話頂きました。
「自分たち制作側だけが面白いと思うようなバラエティは
決して視聴者には通用しない。」
笑いが絶えない講演と同時に、自分たちの勝手な
考えや気持ちだけでサービスを一方的に提供しては
いけないと深く考えさせられる講演でした。