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2017年2月 アーカイブ

2017年2月 3日

夏まゆみさん講演同行「最強のチームづくり」

先日、ダンスプロデューサーの夏まゆみさんの講演に同行させて頂きました。

※夏まゆみさんプロフィール
https://www.kouenirai.com/profile/8071


例えば、会社の求人広告を見ていると、求める人物像の欄に
「協調性をお持ちの方」という言葉をよく目にします。
またスポーツの分野においても国際大会になると


「日本の武器は協調性、組織力です」


なんていう言葉をよく耳にする方も多いのではないでしょうか。


私自身、
チーム・組織として行動をしていく上で協調性はやっぱり大事だよな!


っと、特に深く考えもせず感覚的にこの言葉を肯定してきました。
そんな「協調性」という一見プラスに捉えがちな言葉に
疑問を投げかけたのが夏まゆみさんの講演の始まりでした。


チームという一つの集団に属した時、リーダーや仲間の
顔色や意見を気にし、合わせていくことを「協調性」と
呼ぶのであれば、そんな意識を持った人たちの集まりは
「最強のチーム」とは程遠いと夏さんは言います。


「協調性という言葉ほど曖昧な言葉はないんです」


その警鐘にハッとさせられたような瞬間が会場に流れました。
では夏さんの考える最強のチームづくりには何が必要か。


それは
「チーム内で一つの明確な目的(ゴール)を共有しておくこと」


その上で
「メンバーそれぞれがチームのリーダーであるという意識(責任)を持つこと」
だと夏さんはおっしゃいます。


人はチームに帰属するとどうしても「安心感」を持ってしまいがちです。
例えば100点を獲るという目標があった時、10人のチームであれば、
私の持ち分は10点でいいんだ!という上限を自身の中で設けてしまい、


どうしてもチームみんなで100点を獲ろうとしてしまうのが
多くの人間の心理です。ですがもし仮に一人一人が個人で
100点を獲ろうという意識を持ったらどうなるか、


それだけでもともとの目標の何倍もの成果を達成できる
可能性が生まれてくるのです。


夏さんが指導する人たちには、モーニング娘。やAKB48の
メンバーのようにチームとしてだけではなく、モーニング娘の
後藤真希さん、AKBの前田敦子さんのように「個」の名前で
勝負をしている人たちも多くいる一方、舞台のバックダンサー
のようにまだ個人としては名前が売れていないような方も多くいます。


後者の方々に指導をする際、夏さんはどうせ大勢の内の
一人なんだからという意識は捨て、自分1人の力でも会場を
魅了させるんだという気持ちで踊ってほしいというお話を
されるそうです。


それぞれがその意識を持つことで結果としてより大きなパワー、
感動をお客さんたちに届けることができるのです。


講演途中に手拍子を使ったリズム遊びやちょっとした
振付の披露もあったりとさすがはダンサー、会場の盛り上げも
上手く、すごく良いご講演でした。


是非お勧めです!


夏まゆみ.png

夏まゆみさん講演情報
大川拓馬


2017年2月10日

ロンドンオリンピック銀メダリスト・平野早矢香氏講演会 「卓球から学んだこと」


2012年ロンドンオリンピックで、福原愛選手、石川佳純選手らとともに団体戦で日本卓球史上初の銀メダルを獲得された平野早矢香さんは、2016年4月に引退したばかり。


特段英才教育を受けたわけでもなく、趣味の範囲で始めたことが、オリンピックに出ることになり、そしてやがてはメダルを獲得する選手にまでなられました。


また、今となっては卓球界では日本人がメダルを取ったことから、オリンピックをイメージできる子供たちも多くいらっしゃるかもしれませんが、平野さんが卓球を始めた時は、オリンピックはあくまでもテレビの世界で、まさか自分がそこに出るなんて想像も出来なかったようです。


一般的にオリンピックで活躍する選手は、幼いころから「オリンピックで優勝する」というような明確な目標を持っているという話を良く耳にしますが、どうやら平野さんはそうではないということが分かり、目標がなかなか持てない私にとっては"希望"が湧いてきました。

hiranosayaka1.jpg

さて平野さんはどういう考えで、自身の快挙を成し遂げられたのでしょうか。

大きく分けて2つあります。


1つは「同世代で一番になる」ということ。
オリンピックのような当時想像ができない舞台を目標にすると、それは夢物語で終わってしまいます。

だから少しでも想像できることに落とし込んでいきます。
例えば、大会で今まで勝てていない選手に次こそは勝つという目標で、練習に臨んでいらっしゃったようです。

もう一つは、「一日一ミリでもいいから前進する」ということ。

これは相対的でなく絶対的な価値観であり、常に自分と向き合い、うそをつかず一日の中で成長ポイントを自分なりに見つけることが大切であるという事を本人の熱いメッセージから感じました。

未来に希望が持てずモチベーションが上がらないときでも、どこに着目するかで、想像を超える未来に繋がっていくのだと気づかされました。

これからの未来を担う子供たちにはもちろん、企業の若手社員にも心からお勧めしたい講演です。
hiranosayaka3.jpg

土橋昇平


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