講演依頼.comにもご登録頂いている竹内一郎さん作・
演出の舞台オフィスワンダーランド「からくり儀右衛門
-技術で明治維新を支えた男-」を観てきました。
南大塚ホールで行われたこの舞台は、
十代のころから「からくり師」として注目を集めていた
田中儀右衛門の活躍と、技術によって明治維新に
貢献する様子を描く実話を基にした物語です。
儀右衛門のからくり(機械)に対する情熱やその才能、
東芝の前身となる会社をつくるに至るまでの苦労や葛藤など
儀右衛門の魅力がたっぷりと詰まっています。
また、大塩平八郎や大隈重信など、
授業で習った歴史上の人物もたくさん出てきて
日本の歴史に対する理解が更に深まりました。
学生の頃に観ていたら
もっと歴史の点数が上がっていたかもしれません・・・。
観て楽しいだけでなく、
勉強になるというお芝居は他には無いのではないでしょうか。
役者さんたちもとっても活き活き演じられていて、
客席までそのエネルギーが伝わってきました。
逆境の中でも自分のやりたいことを貫く儀衛門、
振り回されながらも一生懸命儀衛門を支える妻、
儀右衛門の才能を信じてついていく仲間たち。
全てのキャラクターに感情移入してしまいました。
私も明日から頑張ろう、そう思える素晴らしい舞台でした。
太田久美子