先日もバブル期のことがお酒の席で話題になった。
バブル期の話はいつの日になっても、
年に何度かは話題になるような気がする。
最近このバブル期のことについて、
体験してみたいなー、という20代の若者と何人か遭遇をした。
最初はどうせバブル世代同士の過去ばなしに合わせているのだろう
と思ったいたのだが、どうもいずれにおいてもかなりまじめに
そう言っている様子だ。
こういう遭遇は5年くらい前以前には全くなかったような気がする。
実をいうと、この私もバブル期を体験してみたかったという世代だ。
厳密にいうと、バブル期の果実を実際に味わってみたかったという世代だ。
高校を卒業し2年間の浪人生活を経て社会人となったため、
1年違いで果実を味わうことが出来なったからだ。
そう、ちょうど1年前にバブルが崩壊をしてしまったのだ。
でもどうしていまの若い世代の人たちから、まじめにバブルの時期を
体験してみたかったというような発言を聞くようになったのだろうか。
私はバブルの果実を味わっていないが、学生時代にあのふわふわとした空気、
このままこの空気は永年に続くのだろうなと思わせるような、
なんの不安も与えない世の中全体の空気は、今思うと確かに最高だったように思う。
だとしても、あの頃よりも間違いなく発展しているこの世の中で、
どうしてあれを体験してみたいな、なんていう言葉を聞くのだろうか。
それが多少は言葉を合わせているとしたとしても。