昨日、山口県周防大島町で行方不明になっていた2歳児の男の子が
3日ぶりに山中で無事発見され、メディアで大きく報道されていました。
まずはこの男の子が無事に無傷で発見されたことが何よりだったのですが、
同時に、その発見者であるボランティア捜索者の尾畠春夫さんの無私の行動も
大きく取り上げられ話題となっていました。
この尾畠さんは、今回のボランティア捜索だけでなく、東日本大震災や
熊本地震などでもボランティア活動を繰り返されていたそうなんです。
この尾畠さんのインタビューを聞いていると全く私心を感じません。
すごい人だなと感心するばかりです。
どなたかがこの尾畠さんをお地蔵さんみたいな方、手を合わせたくなる、
と答えていましが、本当にそんな方です。
私はこの尾畠さんのことを見ていて10数年前に聞いたあるボランティア
関係の講演会である講師が言っていた一言を思い出しました。
何かを求めてボランティアに参加をするならやめた方がいい、
本当に見返りなど求めずにただただその活動をしたい、という人だけが
ボランティアに参加してください。
ボランティアってそもそもそういうものですが、実際は何かしらの私心を
もって参加されている人もいるようです。
それにしても尾畠さんのような無私の人を見ると、今更ながら
大切なことについて考えさせられます。